だるさ
意識・呼吸に異常があるときは119番へ
- 意識がもうろうとする、反応が鈍い、けいれん
- 胸痛、強い呼吸困難、突然の片側麻痺や言葉の異常
- 糖尿病があり、嘔吐・腹痛・深く速い呼吸・強い口渇を伴う
- 冷汗・震え・混乱があり、自力で糖分を取れない
- 黒い便、大量出血、失神、立てないほどの脱力
だるさ・倦怠感の主な原因
倦怠感は原因が一つとは限りません。検査値が正常でも、睡眠や薬、心理的負担などを含めて評価します。
糖尿病・高血糖・低血糖
糖尿病では口渇、多飲、多尿、体重減少、疲れやすさなどが現れることがあります。一方、食後の眠気だけで糖尿病や「血糖スパイク」とは診断できません。血糖値とHbA1c、症状、食生活などを合わせて判断します。
鉄欠乏性貧血・ビタミン不足など
動悸、息切れ、めまい、顔色不良を伴う場合は貧血を考えます。月経量、消化管出血、食事、妊娠などを確認し、血算や鉄関連検査を検討します。サプリメントだけで出血原因を見逃さないことが重要です。
甲状腺機能異常など
甲状腺機能低下症では寒がり、便秘、むくみ、体重増加、脈が遅いなど、機能亢進症では動悸、手の震え、発汗、体重減少などがみられます。症状には個人差があり、血液検査で評価します。
急性感染症・感染後症状など
発熱、咳、下痢、リンパ節の腫れなどを伴う場合は感染症を考えます。感染後にだるさが続くこともありますが、体重減少、寝汗、微熱が長く続く場合は、慢性感染症や炎症性疾患などの確認が必要です。
睡眠時無呼吸・心不全・肺疾患
大きないびき、睡眠中の呼吸停止、日中の眠気がある場合は睡眠時無呼吸症候群を考えます。動いたときの息切れ、横になると苦しい、むくみ、胸痛がある場合は心臓や肺の評価が必要です。
薬の副作用・不眠・うつ状態など
抗ヒスタミン薬、睡眠薬、降圧薬などで眠気やだるさが出る場合があります。気分の落ち込み、興味の低下、不眠・過眠も身体症状として現れます。薬は自己判断で中止せず、開始時期と症状の関係を確認します。
症状の組み合わせが診断の手がかりです
| 一緒に現れる症状 | 考えられる原因の例 | 主な確認 |
|---|---|---|
| 口渇・多尿・体重減少 | 糖尿病、高血糖など | 血糖、HbA1c、尿検査 |
| 動悸・息切れ・顔色不良 | 貧血など | 血算、鉄関連検査、出血源 |
| 寒がり・むくみ・便秘 | 甲状腺機能低下症など | TSH、FT4など |
| いびき・無呼吸・日中の眠気 | 睡眠時無呼吸症候群 | 睡眠検査を検討 |
| 微熱・寝汗・体重減少 | 感染症、炎症性疾患など | 診察、血液・画像検査 |
北綾瀬内科での診察の流れ
WEB予約・問診
期間、時間帯、体重、睡眠、食事、服薬、随伴症状をご入力ください。
診察・バイタル
体温、血圧、脈拍、酸素飽和度、脱水、むくみなどを確認します。
必要な検査
血糖、HbA1c、血算、甲状腺、尿検査などを症状に応じて検討します。
治療・再診
原因別の治療を検討し、追加検査や専門科紹介をご案内します。
検査と治療について
血糖・HbA1c・尿検査
現在の血糖値、最近1~2か月程度の血糖状態の目安、尿糖・尿ケトンなどを必要に応じて確認します。1回の測定だけで判断せず、診断基準と症状、再検査の必要性を含めて説明します。
血算・鉄関連検査
赤血球やヘモグロビン、鉄、フェリチンなどを確認します。鉄欠乏が分かった場合は、月経、消化管出血、食事など原因を検討し、年齢や症状により内視鏡検査や専門科紹介を考えます。
甲状腺・肝腎機能など
症状に応じて甲状腺機能、肝臓・腎臓、電解質、炎症反応などを検討します。倦怠感がある方全員に同じ検査を行うのではなく、問診と診察から必要な項目を選びます。
心電図・胸部X線・睡眠検査
動悸、胸痛、息切れ、いびきなどがある場合に検討します。腹部や甲状腺の超音波検査は、診察や血液検査で適応がある場合に行い、倦怠感だけで一律には実施しません。
糖尿病の治療
糖尿病と診断された場合は、病型、血糖、年齢、腎機能、合併症、生活状況に応じて食事・運動・薬物療法を組み合わせます。特定の薬や目標値を全員に当てはめず、個別に相談します。
糖尿病以外の治療
貧血、甲状腺疾患、感染症、睡眠時無呼吸症候群など、原因に応じた治療や専門科連携を行います。原因が複数ある場合は、優先順位をつけて無理のない計画を立てます。
だるさ・倦怠感についてよくある質問
倦怠感だけで糖尿病検査を受けてもよいですか?
ご相談いただけます。だるさだけでは糖尿病とは限りませんが、口渇、多尿、体重減少、家族歴、肥満、妊娠糖尿病歴などがある場合は血糖とHbA1cの確認が役立ちます。
食後の眠気は血糖スパイクですか?
食事量、睡眠不足、飲酒、薬などでも眠気は起こります。症状だけで血糖スパイクや反応性低血糖とは診断できません。必要性を検討したうえで血糖検査や食事記録を行います。
サプリメントを飲んでも改善しません。
鉄やビタミン不足以外の原因もあり、過剰摂取が問題になることもあります。商品名と摂取量をお持ちいただき、血液検査の必要性を確認します。
疲れていても運動した方がよいですか?
原因不明の強い倦怠感、胸痛、息切れ、発熱、急な体重減少がある場合は運動を始める前に受診してください。糖尿病でも合併症や薬により安全な運動内容が異なります。
何科を受診すればよいですか?
原因が分からない倦怠感は、まず内科で全身状態を確認できます。症状と検査結果に応じて、糖尿病・内分泌、循環器、呼吸器、消化器、精神科などへ連携します。
受診前に記録していただきたいこと
期間と日内変動
いつから、朝・食後・夕方のいつ強いか、休息で改善するか、仕事や家事への影響をご記録ください。
体重・体温・水分
体重変化、発熱、寝汗、喉の渇き、飲水量、尿の回数、むくみを確認します。測定できれば血圧・血糖も記録します。
一緒に現れた症状
息切れ、動悸、めまい、胸痛、便の色、月経量、いびき、気分の落ち込み、食欲や集中力の変化をお知らせください。
薬・食事・睡眠
処方薬、市販薬、サプリの開始時期、食事や飲酒、就寝・起床時刻、夜中に目が覚める回数をご記録ください。
続く倦怠感を「疲れのせい」で終わらせずご相談ください
足立区谷中、北綾瀬駅近くの北綾瀬内科です。糖尿病だけに決めつけず、症状に応じて血糖・貧血・甲状腺・睡眠・心肺などを評価します。
