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動悸

医師が教える 動悸まるわかりガイド
(ドキドキ/脈が飛ぶ・速い・乱れる)

動悸の分類

区分 リズム変化 主な疾患 体感のしかた
頻脈型 規則正に速い(>100/分) 上室性頻拍・洞性頻脈 「急にドドドッと速い」
脱落型 拍動が抜ける 心室/心房期外収縮 「胸がスカッと空振り」
不規則型 バラバラ 心房細動・多源性期外収縮 「洗濯機が回る感じ」
二次性型 外因性刺激 甲状腺機能亢進・貧血・低血糖・カフェイン 動悸+体重減・暑がり・めまい
  • 頻脈型は電気回路がぐるぐる回る上室性頻拍が代表。数分~数十分で突然始まり突然止まるのが特徴です。
  • 脱落型は期外収縮。健常者にもありますが、1 日数百回を超えると心機能に影響する恐れがあります。
  • 不規則型の筆頭は心房細動(AF)。心房が小刻みに震えて脈が乱れ、血液がよどんで脳梗塞を起こしやすくなります。
  • 二次性型はホルモンや代謝異常が原因。甲状腺ホルモン過剰、重度貧血、過度のカフェイン・アルコールで誘発されることがあります。

症状の詳細

  • 頻脈発作:脈拍 150〜200 /分、胸苦しさや息切れを伴い、バルサルバ手技で止まる例あり。
  • 脈が飛ぶ感覚:拍動が抜けた直後「ドン」と強い一発を感じる。就寝前・飲酒後に増悪。
  • 不規則なドキドキ:脈拍が早くなったり遅くなったりを数秒単位で繰り返し、動悸+めまいを合併。
  • 全身症状:顔面蒼白・立ちくらみ・一過性意識消失(失神)は心原性の可能性が高い。

こんなときは要受診!受診のサイン5選

  1. 安静時でも脈拍 > 120/分が 5 分以上続く
  2. 「脈が飛ぶ」感覚が 1 日 50 回以上
  3. 動悸と同時にめまい・失神・息切れ
  4. 不規則な脈をスマートウォッチが警告
  5. 動悸+体重減少・暑がり・手の震え

応急処置5選(発作時のセルフケア)

  1. 深呼吸+息こらえ(バルサルバ法)
  2. 氷水で顔を冷やす――迷走神経反射で脈が落ちる場合あり。
  3. 襟元を緩め仰向け安静
  4. スマートウォッチで脈拍を記録――救急医に提示。
  5. 胸痛・失神を伴う場合はただちに119番(AEDの位置を確認)。

セルフチェックリスト(STOP-DP 改訂版)

□ 安静脈拍がいつも 100/分以上

□ 1 分に 120 回以上の動悸経験

□ 脈が抜ける感覚が 1 日 5 回以上

□ 動悸+息切れ・立ちくらみ

□ スマートウォッチ“AF 通知”経験

□ 甲状腺/貧血を指摘された

―2 項目以上で循環器受診推奨

症状注意事項

  • カフェイン・エナジードリンクの過剰摂取は頻脈悪化
  • 市販風邪薬(エフェドリン)乱用で上室性頻拍を誘発
  • 鉄欠乏性貧血・低血糖は動悸の裏に隠れる
  • 甲状腺機能検査の見落としに注意

受診前にメモしておくこと5選

  1. 発症 日時・状況(仕事中/就寝中)
  2. 脈拍数の最大値(スマホ・時計で測定)
  3. 随伴症状:胸痛・息切れ・失神・発汗
  4. 服薬・カフェイン・アルコール量
  5. 家族歴(心臓突然死・脳梗塞)

診察の流れ

  1. WEB予約&事前問診
  2. バイタル測定/12誘導心電図
  3. ホルター心電図装着(24 h)
  4. 血液検査:甲状腺・貧血・電解質
  5. 心エコー:弁膜症・左室機能評価
  6. 結果説明 → リスク層別化 → 治療選択

当院でできる検査

  • 12誘導心電図
  • 24時間心電図検査(ホルター心電図)
  • 心臓超音波検査
  • 血液検査(甲状腺機能や貧血チェック)
  • 血栓リスク評価(D-ダイマー/BNPなど)

治療方法

症候 急性期 慢性期・再発予防
期外収縮少数 生活指導のみ 年 1 回ホルターフォロー
期外収縮多数・症候性 β遮断薬/Ca 拮抗薬 カテーテルアブレーション適応
上室性頻拍 迷走神経刺激法→停止しなければカテアブ 完治率 > 95 %
心房細動 レート or リズムコントロール+抗凝固 アブレーション・左心耳閉鎖も選択肢
甲状腺機能亢進症 抗甲状腺薬・β遮断薬 アイソトープ/手術(内分泌科連携)
貧血 鉄剤・輸血 原疾患治療+栄養指導

動悸F&Q

スマートウォッチの心房細動アラートは信頼できますか?

感度 90 %以上と報告されていますが誤検知もあります。医療用 12 誘導心電図で確定診断を行います。

動悸が治まったら病院に行かなくていい?

発作が止まっても原因となる不整脈やホルモン異常が残る場合があります。検査でリスク評価が必要です。

再発防止策

  1. 禁煙――ニコチンは交感神経刺激。
  2. カフェインは 1 日 200 mg 以内(コーヒー2杯目安)。
  3. アルコールは節度量(日本酒1合/ビール500 mlまで)。
  4. 週150分の有酸素運動+筋トレ2日で心拍変動を改善。
  5. ストレスマネジメント:瞑想・腹式呼吸・十分な睡眠。
  6. 三大生活習慣病のコントロール(血圧<130/80、LDL<100、HbA1c<7)。

まとめ

「ドクドク…? 今日だけだろう」――その油断が取り返しのつかない一歩になるかもしれません。

動悸は「命にかかわる不整脈」から「一時的な自律神経反応」までスペクトラムが広い症状です。安静時でも脈が速い/抜ける/乱れる場合は専門検査が最短ルート

当院はホルター心電図・心エコーを即日実施し、必要ならカテーテルアブレーション専門施設へ紹介します。脳梗塞や突然死を防ぐためにも、違和感を放置しないことが未来の自分への最高の保険です。

検査は最短 30 分、結果説明まで同日。
“動悸 原因”と検索した今こそ、当院を受診し、一緒に心臓リスクをゼロから見直しましょう。

 

 

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