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血痰

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HEMOPTYSIS CARE

痰に赤い筋・咳と一緒に血が出たら量が少なくても原因を確認

血痰は痰に少量の血が混じる状態、喀血は気道や肺からの出血を咳とともに出す状態です。激しい咳で粘膜が傷つく場合から、肺炎、気管支拡張症、結核、肺がん、肺塞栓などまで原因はさまざまです。出血量だけで安全とは判断できず、繰り返す場合は早めの評価が必要です。

多量・増加する出血や呼吸困難は119番へ

次の症状がある場合は、WEB予約や電話相談を待たず、ご自身で運転せず救急車を要請してください。
  • 赤い筋や小さな斑点を超える量の血を咳とともに出した
  • 出血が続く、短時間に繰り返す、量が増えている
  • 息苦しさ、胸痛、唇が青紫色、会話困難を伴う
  • めまい、冷汗、顔面蒼白、失神、意識の変化
  • 血液をサラサラにする薬を使用中で出血が続く
救急車を待つ間:上体を起こしてやや前かがみになり、血を飲み込まずティッシュや容器へ出します。横になる必要があり、出血している側が分かる場合は、その側を下にします。飲食や自己判断の止血薬・咳止めは避け、保険証とお薬手帳を準備してください。

血痰・喀血で考えられる主な原因

血の色や痰の見た目だけで病名を断定できません。年齢、喫煙歴、薬、発熱、胸痛、体重変化などを合わせて評価します。

感染症

気管支炎・肺炎など

強い咳で気道粘膜が傷つき、痰に血が混じる場合があります。発熱、黄色や緑色の痰、胸痛、息切れを伴うときは肺炎などを評価します。痰の色だけで細菌感染や抗菌薬の必要性は判断できません。

慢性気道疾患

気管支拡張症・COPDなど

気管支拡張症では慢性的な咳や痰、反復する感染、血痰がみられます。COPDなどでも炎症や感染の増悪時に血が混じることがあります。胸部CTや痰検査が必要になる場合があります。

感染対策が必要

肺結核・非結核性抗酸菌症など

長引く咳、微熱、寝汗、体重減少、倦怠感を伴う場合に考えます。結核患者との接触歴や流行地域への滞在歴も確認します。結核が疑われる場合は、感染対策が可能な医療機関と連携します。

腫瘍

肺がん・気道の腫瘍など

血痰は肺がんでも起こりますが、血痰があるから必ず肺がんというわけではありません。喫煙歴、持続・反復する血痰、声枯れ、体重減少などを踏まえて、CTや気管支鏡が可能な病院へ紹介します。

血管・心臓

肺塞栓・心不全など

突然の呼吸困難、呼吸で増す胸痛、動悸、失神、片脚の腫れを伴う場合は肺塞栓を疑います。泡状のピンク色の痰と強い呼吸困難は急性心不全でもみられ、直ちに救急評価が必要です。

薬・出血傾向

抗凝固薬・抗血小板薬など

薬により出血しやすくなる場合がありますが、薬だけが原因とは限りません。自己判断で中止すると脳梗塞や血栓症の危険があるため、処方医または救急医の指示を受けてください。

血痰・鼻血・吐血の違い

見た目だけでは区別しにくいことがあります。どこから出たか分からない場合も医療機関へご相談ください。

出血の状況 考えられる出血源 確認すること
咳とともに痰へ血が混じる 気道・肺からの喀血 咳、胸痛、呼吸困難、痰
鼻血が喉へ流れた 鼻・副鼻腔・上咽頭 鼻出血、鼻づまり、後鼻漏
歯磨きや口内から出血 歯肉・口腔 歯肉炎、口内炎、傷
吐き気・嘔吐とともに血が出た 食道・胃からの吐血 黒色便、腹痛、飲酒、薬

北綾瀬内科での診察の流れ

現在出血が多い、息苦しい場合は来院せず119番へ。少量でも繰り返す血痰は早めにご相談ください。

問診・バイタル

出血時刻、量、酸素飽和度、脈拍、血圧、服薬を確認します。

診察

鼻・口腔、呼吸音、心音、皮膚色、出血傾向などを確認します。

必要な検査

胸部X線、血液、喀痰検査などを症状に応じて検討します。

専門連携

CT・気管支鏡・止血処置が必要なら対応病院へ紹介します。

検査と治療について

胸部X線

肺炎、腫瘤、胸水などの手がかりを確認します。小さな病変、気管支拡張症、肺塞栓などはX線で分からない場合があり、正常でも原因を完全には否定できません。

血液検査

貧血、炎症、血小板、肝腎機能などを必要に応じて確認します。凝固検査は服用薬や出血状況に応じて検討します。結果を待つことが危険な場合は救急搬送を優先します。

喀痰検査

感染症が疑われる場合の培養・抗酸菌検査、腫瘍が疑われる場合の細胞診などを検討します。採取方法や検査日数が異なり、陰性でも病気を完全には否定できません。

胸部CT・気管支鏡

出血部位やX線で見えない病変の確認に必要な場合があります。当院で実施せず、呼吸器専門医と設備のある医療機関へご紹介します。大量出血時には緊急止血処置を行える病院へ搬送します。

原因に応じた治療

感染症、気管支拡張症、結核、肺塞栓、腫瘍など、診断に応じて治療が異なります。抗菌薬、抗凝固薬、止血薬などを血痰の見た目だけで一律に処方することはありません。

薬の確認

抗凝固薬・抗血小板薬、鎮痛薬、一部のサプリなどを確認します。中止の利益と血栓症リスクを評価する必要があるため、自己判断で休薬せず必ず医師の指示を受けてください。

血痰・喀血についてよくある質問

血痰が出たら肺がんですか?

感染症や気道炎症などでも血痰は起こり、必ず肺がんというわけではありません。一方、肺がんの症状の場合もあるため、繰り返す血痰、喫煙歴、体重減少がある場合は画像検査を検討します。

一度だけ少量なら様子を見てもよいですか?

激しい咳や鼻血で一度だけ少量混じることもありますが、出血源を確実に自己判断することはできません。原因不明、繰り返す、発熱・胸痛・息苦しさがある場合は早めに受診してください。

レントゲンが正常でも血痰が続きます。

気管支拡張症、小さな腫瘍、肺塞栓など、X線で分かりにくい原因があります。症状やリスクに応じて胸部CTや気管支鏡などの追加評価を検討します。

市販の咳止めを飲んでもよいですか?

血痰の原因と重症度により対応が異なります。痰の排出を妨げる場合や薬の副作用もあるため、出血時は自己判断で追加せず医師・薬剤師へ相談してください。

抗凝固薬を飲んでいます。

出血が増える可能性がありますが、急な中止で脳梗塞や血栓症が起こる危険もあります。出血量が多い、息苦しい場合は119番へ。少量でも速やかに処方医へ連絡してください。

受診前に記録していただきたいこと

日時・量・回数

いつ、何回、ティッシュに筋状か広がる量か、増えているかを記録します。可能であれば安全な範囲で写真を撮ります。

血と痰の状態

鮮紅色・暗赤色・茶色、泡や痰が混じるか、咳・吐き気・鼻血のどれと一緒に出たかを確認します。

一緒に現れた症状

発熱、胸痛、息切れ、体重減少、寝汗、声枯れ、片脚の腫れ、めまい・失神の有無をお知らせください。

薬・喫煙・接触歴

抗凝固薬などの薬、喫煙歴、職業上の粉じん曝露、結核患者との接触、最近の手術・長時間移動を確認します。

少量でも繰り返す血痰はご相談ください

足立区谷中、北綾瀬駅直結の北綾瀬内科です。出血が多い・息苦しい場合は予約せず119番へ。症状が落ち着いている場合も呼吸器内科で原因を評価します。

北綾瀬内科
〒120-0006 東京都足立区谷中4丁目8-1
三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬 4F CLINIC Station内
03-6802-5623

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