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発熱

医師が解説する「発熱」完全ガイド――原因判別から治療まで

「熱はカラダの非常ベル」
ウイルス・細菌・炎症が起きたとき免疫反応で体温が37.5℃以上に上昇した状態。感染症だけでなく膠原病や悪性腫瘍の初期サインの場合もあります。

発熱症状の分類

分類 代表疾患 目安体温 経過
急性高熱 インフルエンザ・肺炎・急性扁桃炎 38.5℃↑ 3〜7日
持続性微熱 副鼻腔炎・甲状腺機能亢進・自己免疫疾患 37.0〜37.9℃ 2 週〜
波状熱 尿路感染・膠原病・悪性腫瘍 日内変動大 数週間
解熱剤無効熱 薬剤熱・膠原病・川崎病 38℃↑ 解熱剤で変動小症状の詳細説明
  • 急性高熱:寒気の後、急上昇して関節痛や強い倦怠感を伴う。
  • 持続性微熱:だるさや寝汗が主体。仕事はできるが治りにくい。
  • 波状熱:いったん下がって再上昇を繰り返すのが特徴。
  • 解熱剤無効熱:ロキソニン、イブプロフェンなどが効かない場合は非感染性を疑う。

発熱症状の詳細

  • 呼吸器症状:咳・痰・息切れ→肺炎疑い
  • 消化器症状:吐き気・下痢→胃腸炎や腸炎
  • 泌尿器症状:排尿痛・腰痛→腎盂腎炎
  • 皮膚症状:発疹・粘膜出血→川崎病・薬疹
  • 神経症状:激しい頭痛・項部硬直→髄膜炎

こんな症状があったら注意!受診のサイン 5 選

  1. 39℃以上が 3 日続く
  2. けいれん・意識もうろう
  3. 息苦しさ/唇が紫色
  4. 激しい頭痛+嘔吐+首が硬い
  5. 発疹や出血斑が全身に拡大

応急処置 5 選

  1. 経口補水液 500 mL を 30 分ごとに少量ずつ

    水分と電解質を同時補給し脱水を防止。
  2. 室温 26–28℃・湿度 40–60%をキープ

    発汗で失われる水分を最小限にし、快適環境で休養。
  3. 額・腋・首を冷却し、末梢は保温

    体幹の熱を効率よく逃し、手足の血流を確保。
  4. 消化の良い食事を少量ずつ(おかゆ・バナナ等)

    胃腸を休ませつつエネルギーとビタミンを補給。
  5. 市販の解熱剤の使用

    解熱と鎮痛効果により体力の消耗を低減します。

セルフチェックリスト(○が 3 つ以上で受診を)

  • □ 37.5℃ を超えた時点で倦怠感が強い
  • □ 解熱剤を 2 回飲んでも 1℃以上しか下がらない
  • □ 水分や食事があまり取れない
  • □ 尿量が減り、色が濃い
  • □ 同居家族に同様の発熱者がいる

該当項目あるならば内科受診を。

症状注意事項

  • 高熱+呼吸苦→低酸素症の危険。パルスオキシメータ 94%以下なら救急車。(但し、センサーに反応していないことで低値が出ることがよくあります。その場合は低酸素ではありません)
  • 小児の熱性けいれんは 5 分以上続いたら救急要請。
  • 高齢者は 38℃未満でもせん妄や食欲不振が出たら危険。

受診前にメモしておくこと 5 選

  1. 発熱開始日時と最高体温
  2. 接触歴・海外渡航歴・ワクチン歴
  3. 伴う症状と出現順序(咳→発熱など)
  4. 内服薬・サプリ・ワクチン後かどうか
  5. 発熱の経過(体温グラフと服薬時間)

診察の流れ

  1. WEB 予約、事前問診で症状入力
  2. トリアージ:バイタル測定
  3. 迅速検査:インフル・COVID・溶連菌・マイコプラズマ・尿検査(5-15分)
  4. 血液・CRP:感染か非感染かを判定(10分)
  5. 胸部・腹部単純レントゲン:感染か非感染かを判定(即時)
  6. 超音波検査(予約制):腹部、心臓、頸動脈、甲状腺などの形状や機能から観察
  7. 治療開始:抗菌薬選択/解熱鎮痛薬/点滴
  8. 専門科紹介:膠原病・腫瘍が疑われる場合は大学病院へ紹介

当院でできる検査

検査 判定 所要時間
インフル・COVID-19抗原・A群β溶連菌・マイコプラズマ ウイルス感染・細菌感染 15分
CBC・CRP 細菌 vs ウイルス 20分
胸部 X 線 肺炎・心不全 10分
腹部/心エコー 肝炎・腎炎・心膜炎 15分

治療方法

  • 薬物療法:抗菌薬は病原体別に選択、ウイルスには対症療法(インフルエンザやCOVID-19は抗ウイルス薬の処方も必要に応じて行います)。
  • 解熱鎮痛剤:アセトアミノフェン(妊婦・小児可)、イブプロフェン、ロキソプロフェン。
  • 輸液治療:水分摂取が難しい場合は電解質点滴。
  • ステロイド:自己免疫性発熱に短期投与。
  • 専門科連携:総合診療科・膠原病内科・血液内科・小児科・救急科。

発熱Q&A 

仕事は何度から休む?


37.5℃を目安に外出自粛をしましょう。感染拡大を防ぎ体力回復に専念を。

解熱剤で下がったら出勤していい?


投薬による解熱は感染力が残っています。解熱後 24 時間+全身症状軽快が復帰目安です。

抗菌薬を家族からもらって飲んで良い?


菌種と感受性不明では逆効果。耐性菌リスクも高いため厳禁です。

発熱中にお風呂は?


悪寒が止まり汗をかき始めたら短時間のシャワーで清潔を保つ方が快復が早い傾向にあります。


市販の解熱剤はいつ飲む?


38.5℃ 以上でつらいと感じたら。解熱剤で「熱が下がっても病原体が消えるわけではない」ことを覚えておきましょう。

2〜3 日熱が続いたら受診?


38℃を超える高熱が 48 時間以上持続、または微熱が 1 週間以上続く場合は必ず受診をしましょう。

再発防止策

  • 十分な睡眠(6.5h 以上)とバランス食で免疫維持
  • こまめな手洗い・換気・加湿でウイルス量を低減
  • ワクチン(インフル・肺炎球菌・帯状疱疹)を計画的に接種
  • 日々の体温記録:平熱を把握し早期異常に気づく
  • ストレスコントロール:深呼吸・軽運動・趣味時間を確保

まとめ

発熱は体からの SOS。38℃以上が 48 時間以上続く、または今回紹介した 受診サインを伴う場合、自己判断は禁物です。当院なら WEB 問診→診察→迅速検査→治療の流れで治療を行います。必要時は再診フォローで回復まで並走します。

「解熱剤が切れるとすぐ 38℃」「微熱が 1 週間」――そんなときは一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。内科医師が 原因を数値で可視化し、最適な治療をご提案します。平日だけでなく土日も20 時まで診療(混雑時は、数十分前に受付終了することもありますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。) 予約は 24 時間可能。地域の“駆け込み寺”として 毎日サポートいたします。

 

 

 

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