止まらないくしゃみ・鼻水・鼻詰まり
アレルギー性鼻炎の主な症状
回数だけで重症度を決めず、睡眠や日常生活への支障も含めて評価します。
連続するくしゃみと水様性鼻水
花粉やハウスダストなどを吸い込んだ後、くしゃみと透明な鼻水が繰り返します。風邪でも似た症状が出るため、発熱、のどの痛み、経過も確認します。
口呼吸・睡眠への影響
鼻粘膜が腫れて空気が通りにくくなり、口の渇き、いびき、眠りの浅さにつながります。片側だけの鼻づまりや嗅覚低下では耳鼻咽喉科の評価も検討します。
目のかゆみ・涙・充血
花粉症ではアレルギー性結膜炎を伴うことがあります。目をこすらず、症状が強い間はコンタクトレンズを控えます。痛みや視力低下は眼科へ相談してください。
のどの違和感・長引く咳
鼻水がのどへ流れる後鼻漏で咳が出ることがあります。喘鳴や息苦しさ、夜間・運動時の咳では、喘息や咳喘息なども含めて評価します。
花粉症
スギ・ヒノキだけでなく、イネ科やブタクサなど、飛散時期の異なる花粉があります。毎年同じ時期に悪化する場合は季節性の手がかりになります。
ダニ・ハウスダストなど
一年を通して症状があり、掃除、寝具、室内環境で悪化する場合があります。動物、カビ、職場環境なども確認します。
アナフィラキシーの可能性があります。処方済みのアドレナリン自己注射薬があれば指示どおり使用し、直ちに119番へ連絡してください。
問診とアレルギー検査
検査値だけで原因を決めず、実際の症状と生活環境を合わせて判断します。
問診で確認すること
発症時期、季節、屋内・屋外、掃除や寝具との関係、ペット、市販薬の効果と眠気、喘息や皮膚症状の有無を確認します。症状日誌や薬の写真が役立ちます。
特異的IgE抗体検査
症状に応じて花粉、ダニ、ハウスダスト、動物などに対する特異的IgE抗体を調べます。41項目パネルなどの検査方法は、年齢や症状、院内体制を確認して提案します。
陽性=原因とは限りません
検査陽性は、その物質に反応する準備がある「感作」を示しますが、必ず現在の症状の原因とは限りません。陰性でも検査項目外の原因や非アレルギー性鼻炎が考えられます。
耳鼻咽喉科との連携
片側性鼻閉、鼻出血、嗅覚低下、慢性副鼻腔炎、鼻ポリープ、構造的な問題、手術適応の検討などでは、耳鼻咽喉科をご紹介します。
花粉症・アレルギー性鼻炎の治療
主症状、重症度、眠気、運転、年齢、妊娠・授乳などを考慮して選択します。
抗ヒスタミン薬など
くしゃみや鼻水を抑える薬を検討します。眠気や口の渇きには個人差があり、運転や仕事への影響を確認して選びます。自己判断で複数製品を重ねないでください。
鼻噴霧用ステロイド薬
鼻粘膜の炎症を抑え、鼻水・鼻づまりなどに用います。正しい方向と回数で継続することが大切です。血管収縮性点鼻薬の連用は薬剤性鼻炎につながるため注意します。
目の症状への治療
目のかゆみや充血には抗アレルギー点眼薬などを検討します。眼痛、視力低下、片目だけの強い症状がある場合は眼科の診察を優先します。
舌下免疫療法
スギ花粉またはダニが原因で、適応条件を満たす場合に検討されます。長期間の継続が必要で、開始時期、対象年齢、服用方法、副作用を確認します。実施可否は受診時にご相談ください。
アレルゲンへの曝露を減らす
飛散情報の確認、マスクや眼鏡、帰宅時の着替え・洗顔、床の拭き掃除、寝具管理などを取り入れます。完全除去ではなく、続けられる方法を選びます。
手術・専門的治療
薬物療法で十分に改善しない重い鼻づまりや構造的問題では、耳鼻咽喉科で手術療法などが検討されることがあります。適応と期待できる効果には個人差があります。
日常生活でできるセルフケア
花粉を室内へ持ち込まない
表面が滑らかな上着を選び、玄関で花粉を払い、帰宅後は手洗い・洗顔・着替えを行います。換気は飛散量や時間帯を確認して短時間にします。
寝室と寝具を整える
床のほこりを舞い上げにくい方法で掃除し、寝具は清潔に保ちます。ダニ対策では洗濯だけでなく、乾燥や掃除機がけなどを組み合わせます。
鼻洗浄は安全な方法で
鼻洗浄を行う場合は、市販の洗浄液や適切に調製した生理食塩水を使い、清潔な器具を使用します。熱湯の蒸気吸入はやけどの危険があるため避けます。
症状と薬を記録
鼻水・鼻づまり、睡眠、花粉量、服薬時刻、効果、眠気を記録します。治療変更の判断に役立ちます。
北綾瀬内科での診察の流れ
WEB予約・問診
症状が強い時期、場所、使用中の薬、生活への影響を入力します。
診察
鼻・のどの症状、咳、喘鳴、発熱などを確認し、感染症との違いも検討します。
必要な検査
病歴と希望に応じて血液検査などを提案し、結果の意味をご説明します。
治療・連携
薬と生活対策を調整し、必要に応じて耳鼻咽喉科・眼科などへ紹介します。
花粉症・アレルギー性鼻炎のよくある質問
市販薬を飲んでいても受診できますか?
受診できます。商品名、服用時刻、効果、眠気などをお伝えください。同じ成分の重複を避けるため、お薬手帳やパッケージの写真が役立ちます。
症状が出る前から相談できますか?
毎年症状が出る時期が分かっている方は早めに相談できます。治療開始時期は地域の飛散状況、前年の症状、使用薬を踏まえて決めます。
血液検査ですべての原因が分かりますか?
すべては分かりません。結果と症状が一致するかを確認し、必要に応じて耳鼻咽喉科で鼻粘膜の診察などを行います。
眠くなりにくい薬はありますか?
抗ヒスタミン薬は種類により眠気への影響が異なります。運転や仕事の内容、これまでの副作用を確認して選択します。
舌下免疫療法は誰でも受けられますか?
原因アレルゲン、年齢、喘息の状態、服薬、妊娠などにより適応を判断します。初回投与後の観察や継続通院が必要です。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりを我慢せずご相談ください
北綾瀬駅直結、ららテラス北綾瀬4Fの北綾瀬内科です。使用中の市販薬・処方薬、過去の検査結果があればお持ちください。
